2019/09/19
写真の白星は2017年4月に播種したもの(2018年11月24日にもブログに書いています)で2年5か月がたちました。たくさんの子を出し、直径も14cmほどになりました。この1年ほどで見た目に大きな違いが出てきました。左の株は刺がびっしりついた真っ白の白星で、当農園に古くからある株もこのタイプです。一方で右の株は刺と刺の間に隙間があり、大粒の雪が木の枝に積もりはじめたような風情を醸し出しています。この個体は疣がまばらで、その長さも長いことがこのような見た目の特徴に影響しているようです。一般的には左側の株のようなものが観賞価値が高いと評価されそうですが、右側の株も捨てがたく感じます。実生をすると様々なタイプが出現します。観賞価値が高いものを選抜するもよし、多様性を楽しむもよし、異端を追求するもよし、可能性は無限です。