2019/09/22
9月13日のブログで紹介した実生6か月目の亀甲竜。一部をこのほど植え替えました(写真の左側)。一夏中葉を茂らせていたため、イモの直径は2cmほどに生長し、亀甲竜の特徴であるイモ底部のヘコミもできています。この半年間は1株当たり2~3枚の葉で頑張って光合成をし、イモを大きくしてきました。植え替えた苗の中にはイモの頂部から新しいツルを伸ばしはじめているものもあります。これからまたさらにイモが大きくなり、1年後には写真の右側の株くらいまで生長していることでしょう。

2019/09/19
写真の白星は2017年4月に播種したもの(2018年11月24日にもブログに書いています)で2年5か月がたちました。たくさんの子を出し、直径も14cmほどになりました。この1年ほどで見た目に大きな違いが出てきました。左の株は刺がびっしりついた真っ白の白星で、当農園に古くからある株もこのタイプです。一方で右の株は刺と刺の間に隙間があり、大粒の雪が木の枝に積もりはじめたような風情を醸し出しています。この個体は疣がまばらで、その長さも長いことがこのような見た目の特徴に影響しているようです。一般的には左側の株のようなものが観賞価値が高いと評価されそうですが、右側の株も捨てがたく感じます。実生をすると様々なタイプが出現します。観賞価値が高いものを選抜するもよし、多様性を楽しむもよし、異端を追求するもよし、可能性は無限です。

2019/09/17
9月も半ばとなり、日中は暑くても朝夕は気温が下がりました。サボテンや多肉植物にとってはとてもいい季節です。真夏の暑さでバテていた彼ら彼女らも旺盛に生育を始めました。あいとう松田農園の「猫のしっぽ」コラデモノニスも再び開花をはじめました。うねりながら伸びる茎の上に突如として咲く深紅の花は、ヒガンバナを思い出させます。まもなく、田んぼの畦道でもヒガンバナが咲き誇ることでしょう。

2019/09/13
亀甲竜(Dioscorea elephantipes)は冬型の多肉植物として扱われています。秋から春が生長期で、イモヅルをグングン伸ばして生長します。あいとう松田農園でも実生で亀甲竜を生産していますが、夏も目立った休眠をせず青々と葉を茂らせています。写真は2019年3月に播種した亀甲竜ですが、真夏もずっと葉を茂らせたままです。イモが10cm近くなった株でも、5月ごろにツルが枯れたと思いきや、再びイモの頂上から新しいツルを伸ばして生長するのです。断水が気の毒になり、ほかの夏型多肉植物と同様に水やりをしていると真夏も平気で生長します。まだ株が若い時の特性なのか、それとも条件が整えば常に生長する性質、つまり、亀甲竜の休眠は強制休眠なのかは定かではありませんが、引き続きじっくり見極めていきたいと思います。

2019/08/03
2か月ほど前に交配しておいたヒルデウィンテラ・コラデモノニスの果実がはじけて種子が現れました。果実の直径は2㎝ほどで、白い果肉の中に黒い種子が見えます。あいとう松田農園にはコラデモノニスが何株もありますが、ほとんどが挿し木繁殖によるもので、もともとは同じ個体であるため、これらの花どうしを交配しても種子は実りません。今回の種子は、過去に実生繁殖した別個体がたまたま同一時期に開花したため、これと交配し、実ったものです。アリに持ち去られる前に採種し、9月ごろに播種しようと思っています。

2019/08/01
紅彩閣は、深紅の新刺がとてもきれいなユーフォルビアで、小さめの鉢植えは直売所でも人気です。あいとう松田農園では毎年5月ごろ、親株の紅彩閣から枝を外して挿し木繁殖しています。写真は、前年に出た枝を外して、約1か月後の親株の姿です。紅彩閣は、枝をそのままつけているとその枝が大きくなるだけで新しい枝をあまり出しません。なので、たくさん増やそうと思うと、年に1回、前年に出た枝をすべて外して新たな芽を出してやる必要があるのです。

2019/07/06
しばらくぶりのブログです。4月に播種した各種アロエが生えそろい、大きくなってきました。早いものでは播種後3日目くらいから発芽が始まりますが、遅いものでは1か月以上経ってようやく生え出すものもあります。梅雨の高温多湿は赤ちゃんアロエにとって大敵です。過湿になるとすぐに腐敗して、数日のうちに全滅してしまいます。この中から一体どれくらいが暑い夏を越してくれるのでしょう。

2019/05/23
秋から春にかけて様々なメセンの花が咲きます。花が咲くたびに交配しておくので、ちょうど今頃はこれらのメセンの種子が熟して収穫の時期を迎えます。莢が茶色くなったものから順次収穫し、ハウス内で完全に乾燥させます。メセン類は、カラカラに乾燥した莢が水にぬれることによって種子を放出します。ですので、完全に乾燥させた莢から種を取り出すためにいったん水につけます。一晩放置して水の中で莢をもみほぐすと、きれいに種子だけが取れます。こうしてとった種子を再び乾燥させ、夏が過ぎるまで保存してから播種します。このようなことを懲りず繰り返すあいとう松田農園では、日々、ハウス不足に悩んでいます。

2019/05/16
昨年10月に播種し、冬の間ずっと温床で育ててきたパキポディウム・ホロンベンセ。まだ小さいのでもうしばらくは植え広げせず、このまま我慢してもらいます。これからの生長期、水と肥料をたっぷり与え、高温で管理することが速く大きくするために必要です。

2019/05/10
ドルステニア・フォエチダは万博公園の太陽の塔を思い起こさせるような姿をした、クワの仲間の小型の多肉植物。太った茎の先に葉をつけ、葉の付け根からはヒトデのような花を咲かせます。丈夫な多肉植物ですが、とても寒さに弱く、温度が保てない冬は葉を落として休眠(強制的に休眠させられている)します。春を過ぎ温度が高まったこの頃は新しい葉をどんどん出して生長を始めています。これからはフォエチダが水を欲しがる時期で、あいとう松田農園では、腰水で栽培することもあります。

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