2019/08/03
2か月ほど前に交配しておいたヒルデウィンテラ・コラデモノニスの果実がはじけて種子が現れました。果実の直径は2㎝ほどで、白い果肉の中に黒い種子が見えます。あいとう松田農園にはコラデモノニスが何株もありますが、ほとんどが挿し木繁殖によるもので、もともとは同じ個体であるため、これらの花どうしを交配しても種子は実りません。今回の種子は、過去に実生繁殖した別個体がたまたま同一時期に開花したため、これと交配し、実ったものです。アリに持ち去られる前に採種し、9月ごろに播種しようと思っています。

2019/08/01
紅彩閣は、深紅の新刺がとてもきれいなユーフォルビアで、小さめの鉢植えは直売所でも人気です。あいとう松田農園では毎年5月ごろ、親株の紅彩閣から枝を外して挿し木繁殖しています。写真は、前年に出た枝を外して、約1か月後の親株の姿です。紅彩閣は、枝をそのままつけているとその枝が大きくなるだけで新しい枝をあまり出しません。なので、たくさん増やそうと思うと、年に1回、前年に出た枝をすべて外して新たな芽を出してやる必要があるのです。

2019/07/06
しばらくぶりのブログです。4月に播種した各種アロエが生えそろい、大きくなってきました。早いものでは播種後3日目くらいから発芽が始まりますが、遅いものでは1か月以上経ってようやく生え出すものもあります。梅雨の高温多湿は赤ちゃんアロエにとって大敵です。過湿になるとすぐに腐敗して、数日のうちに全滅してしまいます。この中から一体どれくらいが暑い夏を越してくれるのでしょう。

2019/05/23
秋から春にかけて様々なメセンの花が咲きます。花が咲くたびに交配しておくので、ちょうど今頃はこれらのメセンの種子が熟して収穫の時期を迎えます。莢が茶色くなったものから順次収穫し、ハウス内で完全に乾燥させます。メセン類は、カラカラに乾燥した莢が水にぬれることによって種子を放出します。ですので、完全に乾燥させた莢から種を取り出すためにいったん水につけます。一晩放置して水の中で莢をもみほぐすと、きれいに種子だけが取れます。こうしてとった種子を再び乾燥させ、夏が過ぎるまで保存してから播種します。このようなことを懲りず繰り返すあいとう松田農園では、日々、ハウス不足に悩んでいます。

2019/05/16
昨年10月に播種し、冬の間ずっと温床で育ててきたパキポディウム・ホロンベンセ。まだ小さいのでもうしばらくは植え広げせず、このまま我慢してもらいます。これからの生長期、水と肥料をたっぷり与え、高温で管理することが速く大きくするために必要です。

2019/05/10
ドルステニア・フォエチダは万博公園の太陽の塔を思い起こさせるような姿をした、クワの仲間の小型の多肉植物。太った茎の先に葉をつけ、葉の付け根からはヒトデのような花を咲かせます。丈夫な多肉植物ですが、とても寒さに弱く、温度が保てない冬は葉を落として休眠(強制的に休眠させられている)します。春を過ぎ温度が高まったこの頃は新しい葉をどんどん出して生長を始めています。これからはフォエチダが水を欲しがる時期で、あいとう松田農園では、腰水で栽培することもあります。

2019/05/03
昨年9月8日に播種したマミラリア・月影丸です。このところの陽気に誘われて急に大きくなってきました。お互いに押しくらまんじゅうして実生鉢の中から一気に爆発です。早急に植え替えなければいけませんが、田植えが終わるまで今しばらく辛抱してもらいます。来年の春には花が咲くまで育っていることでしょう。

2019/05/02
恐怖閣(Eulychnia castanea)のモンストローサ種・スピラリス。この世のものと思えない衝撃的な姿をしたサボテンです。昨年度、ようやく海外から2株だけ入手し、あいとう松田農園のハウスでひと冬を越しました。4月下旬から生長の兆しが現れ、某有名人の髪型のようなタマネギ型の茎を上へ伸ばしています。一年でどの程度大きくなるのか、また、どれだけ増殖できるのか未知数ですが、最大限努力して殖やしていきたいと思っています。

2019/05/01
ついに始まった新たな時代「令和」。現実の時の流れは変わらぬものですが、新しい元号は私たちの中に新たな挑戦の心を芽生えさせてくれます。写真のラウシーはあいとう松田農園に30年近くある古いサボテンです。これまで毎年、数輪しか花を咲かせなかったのですが、今年は30輪以上も一斉に開花しました。まるで新時代を祝っているかのようです。

2019/04/29
ホロンベンセが開花しました。前回のブログにあげていた写真の株です。この株以外にも、もう2株が同時に開花しました。あいとう松田農園では、花をめでる間もなく、即・交配です。パキポディウムのおしべとめしべは花筒の奥にあるので、このきれいな花も、写真撮影後はすぐに交配のために花弁を取り除きます。パキポディウムの交配は、サボテンのように筆でお互いのおしべめしべを撫でるというわけにはいきません。おしべの隙間に細い針(サボテンの刺)を差し入れて引き抜き、その際、針に付着するベタベタした花粉をもう一方の花のおしべの隙間に差し入れて、隠れているめしべの花柱にそっとつけます。1~2週間ほどして、Vの字型の子房が大きくなってきたら成功です。

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